令和5年8月6日、山鹿市保護司会、厚生保護女性の会、警察ボランティア会の主催で「地域再犯防止研修会」が開催されました。
講師は熊本市において更生と社会復帰及び自立準備等支援するNPO法人「オリーブの家」理事長 青木 康正さんです。
毎年7月は『社会を明るくする運動』の強調月間及び再発防止啓発月間です。
『社会を明るくする運動』は罪を犯した人の立ち直りの支援と非行や犯罪のない明るい社会づくり運動として73年の長きにわたって推進され、延3万もの公的機関・団体が参加し、地域に根ざした民間主体の運動となっています。
昨今、大きな課題として再犯防止の重要性がクローズアップされています。
残念なことに、令和3年の熊本県における検挙者に占める再犯者の割合は46.1%となっています。
犯罪をおこす人の大半が家庭環境に問題がある人だそうで、ネグレクト、DVなど過酷な環境に身を置いている子供たちが犯罪に手を染めています。
そして、その初犯の人たちが刑務所を出たとき帰る場所がない⇒再犯を生む
という現状になっているそうです。
『社会を明るくする運動』により犯罪や非行をした人が、再び罪を犯さない指導・支援をする事で犯罪が繰り返されない、新たな被害者を生まない、安全で安心して暮らせる社会を実現したいと思いました。